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愛知労働局が創り出した「アザラシの氷河くん」は、一見するとかわいらしいキャラクターですが、その背後には深い意味が隠されています。氷河くんは、就職氷河期世代を支援するためのキャラクターとして、2020年10月に活動を開始しました。このキャラクターは、愛知労働局のホームページでの支援内容の周知や、県内ハローワークが行う就職支援セミナーや企業説明会などのイベントの周知に用いられています。

氷河期世代とは?

氷河期世代とは、バブル崩壊後の1993年から2005年の間に学校を卒業し、就職活動を行った世代のことを指し、現在では40歳代や50歳代前半の人々が当てはまります。この世代は就職市場が厳しい時期に社会に出たため、多くの人が非正規雇用や低賃金の仕事に甘んじることを余儀なくされました。

愛知労働局は当初、氷河期世代の支援内容を周知するために文字ばかりの堅いイメージでポスターを作成することを考えていました。しかし、文字だけでは人々の目に留まらない可能性があると考え、キャラクターを採用することにしました。氷河くんは実際に氷河期世代の方を模しており、その設定は多くの人々に共感を呼んでいます。

氷河くんの設定は、正社員になれず契約社員として働き、過酷な労働環境から体調を崩し、引きこもりの経験もあるというものです。このリアルな設定は、多くの人々に氷河期世代の実情を伝え、理解を深める機会を提供しています。

モチーフをアザラシにした理由は?

モチーフをアザラシにした理由は、既に県下のハローワークで使用されているモチーフでなく、他県の労働局で使用されていないこと、柔らかいイメージで、作成する職員が描きやすいためです。プロフィールについては、「お困りの方々がリアリティを感じていただけるよう」に設定されました。

氷河くんは、就職氷河期世代に対する理解を深めるだけでなく、支援が必要な人々に対しても希望の光となっています。このように、一つのキャラクターが持つ力は計り知れないものがあります。愛知労働局のこの取り組みは、他の自治体や団体にも良い影響を与えることでしょう。氷河くんのようなキャラクターが、より多くの人々の心に届き、支援が必要な人々に寄り添うことを願ってやみません。

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